【ジュネーブモーターショー10】シトロエン DS3レーシング…WRC直系の限定車
自動車 ニューモデル
モーターショー

DS3レーシングは、WRC(世界ラリー選手権)で5度のマニファクチャラーズタイトルに輝いたシトロエンのワークスチーム、「シトロエンレーシング」が開発を担当。1.6リットル直列4気筒ターボ「THP150」エンジンは、ターボチャージャーやコンピューター、エグゾーストに専用チューンが施された。この結果、最大出力は156psから200psへ約30%向上。最大トルクも24.5kgmから28kgmへ約15%の向上を果たした。
サスペンション&ブレーキも強化。ステアリング特性は、シャープな方向にセッティングされた。ESPにも専用チューンが施される。トレッドは30mm拡大すると同時に、車高は15mmローダウンされた。
外観は、ダークグレーの専用ボディカラーを基本に、ドアミラー、ルーフ、アルミホイールなどをブライトオレンジでコーディネート。ルーフにはチェッカーフラッグ模様があしらわれる。
室内は、ダッシュボードやシフトレバー周りにオレンジが配されるほか、センターコンソールやドアにはカーボンファイバートリムを装着。前席にはバケットシートが奢られた。限定車を示すシリアルナンバープレートも取り付けられる。
DS3レーシングは2010年後半、1000台を限定リリース。小さな高級車のDS3が、WRC直系のホットハッチに変身した。
《森脇稔》