今月13日に群馬県前橋市内で発生した死亡ひき逃げ事件について、群馬県警は17日、同市内に在住する79歳の女を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。何かに衝突したことは認めながら、ひき逃げは否認しているという。
群馬県警・前橋署によると、問題の事故は今月13日深夜に発生している。前橋市六供町(N36.21.56.9/E139.4.34.0)付近の市道で、道路を自転車で横断していた同市内に在住する47歳の男性がクルマにはねられ、路上に倒れているのを通行人が発見した。
男性は全身強打が原因で約3時間後に死亡。クルマは現場から逃走しており、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を行っていたが、17日になって同市内に在住する79歳の女が家族に連れられて警察に出頭。容疑車両の底部などに接触痕が確認できたことから、ひき逃げ容疑で逮捕している。
現場は片側2車線の直線区間。死亡した男性は交差点ではない地点で横断していた。調べに対して女は「何かに乗り上げた感触は覚えているが、人ではないと思った」などと供述。ひき逃げについては否認しているようだ。