飲酒運転を隠すために重ね飲み、危険運転で再逮捕

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今月5日に発生した軽傷ひき逃げ事件について、福岡県警は17日、泥酔状態でクルマを運転中に事故を起こしたとして、福岡県篠栗町内に在住する42歳の男を危険運転致傷と道路交通法(ひき逃げ)違反容疑で再逮捕した。

福岡県警・東署によると、再逮捕された男は今月5日の午後11時55分ごろ。福岡市東区箱崎1丁目(N33.36.52.5/E130.25.34.0)付近の県道で乗用車を泥酔状態で運転。赤色の点滅信号を無視して交差点に進入して出会い頭衝突事故を起こし、相手方のクルマに乗っていた2人に打撲などの軽傷を負わせた疑いがもたれている。

男はその場から逃走。6日午前2時ごろに「知人が自分のクルマで事故を起こしたらしい」などと自ら110番通報してきたが、通報の内容に不自然な点があり、同署員が男のいたスナックに駆けつけたところ、この男自身がクルマを運転していた可能性が高いことがわかった。

男は泥酔状態だったが、呼気による飲酒検知を拒否。このために強制的に採血してアルコール濃度を調べることになったが、これも拒否して看護師を殴打した。警察は男を暴行の現行犯で逮捕し、事故についても調べを進めてきた。

その結果、男が「運転していた」と主張する知人はこれを否定。事故後に側部が破損したクルマで知人を迎えに来たが、この時点でも酒に酔った状態で、さらにスナックで酒を飲んでいたことも明らかになった。

警察では飲酒運転を隠蔽するために重ね飲みをしたと判断。アルコールの影響で正常な運転ができる状態ではなかったと判断し、17日までに危険運転致傷と道交法違反容疑で再逮捕した。調べに対しては今も「自分は運転していない」と容疑を否認しているようだ。

《石田真一》

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