17日深夜、群馬県渋川市内の国道17号で、救護活動を行うために路肩へ駐車していた救急車に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突する事故が起きた。救急車は大破し、車内にいた男性隊員が重傷を負っている。
群馬県警・渋川署によると、事故が起きたのは17日の午後10時30分ごろ。渋川市吹屋(N36.30.56.8/E139.0.47.4)付近の国道17号で、救護活動を行うために道路左側の路肩に駐車していた渋川広域消防本部・渋川広域消防署西分署所属の救急車に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突した。
この事故で救急車は大破。車内で搬送準備を進めていた26歳の男性隊員が全身を強打する重傷。他の隊員2人と、搬送予定の負傷者は車外におり、追突事故によるケガはなかった。警察はトラックを運転していた新潟県聖籠町内に在住する24歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。
現場は片側1車線の直線区間。調べに対して男は「ボーッとしていた」などと供述しており、漫然運転の可能性が高いとみられる。
救急車は国道を自転車で走行中に転倒事故を起こして負傷した男性の救護を行っていた。この男性は別の救急車で病院に搬送されている。