アメリカの保険比較サイト「インシュアランス・ドットコム」は17日、「危険度の高いドライバーの職業トップ10」と名づけたランキングの2010年度版を発表した。
これは1年間に同サイトを利用して自動車保険の比較を行なった人のうち、過去に保険金を請求したことのある人の割合を職業別にカウントしたもの。
その結果、1位は「弁護士・裁判官」で、彼らの44%が「保険金請求を行なったことがある」と答えたという。
いっぽうで保険金を請求した経験が少なく、サイトが「最も危険度の低いドライバーの職業」としたのは、「アスリート」の17%と「主婦」の24%だった。
インシュアランス・ドットコムのサム・ベルダン副社長は、「常に電話から手を放せず、高速で移動し、かつ過密スケジュールのもとで激務を要求される職業のドライバーは、注意散漫になりがちで、結果としてより事故が増加する」とコメントしている。
またベルダン副社長は「主婦も同様に厳しい仕事である」と認めながらも、子供を伴っていると行動が慎重になることや、アスリートとともに、ラッシュアワーに運転する機会が少ないことが、事故が少ない要因とみている。
インシュアランス・ドットコムは2000年にスタートした保険比較サイト。自動車、火災、生命、医療のほか、旅行やペットなどの保険も扱っている。自動車保険は15社を比較できる。開設以来80万人の利用実績があるという。
今回の職業別結果が、保険会社の保険料にどの程度反映されるかについては触れられていない。だが「もしあなたの職業がリストにあったら、サイト活用のチャンス」とセールス精神旺盛なコメントも付け加えている。
危険度の高いドライバーの職業トップ10
1位:弁護士・裁判官
2位:金融専門家
3位:GS6(重要部署の課長級)公務員
4位:バーテンダー/ウェイター
5位:その他の専門職
6位:犬のグルーマー
7位:マーケティング/広告関連
8位:理容師・ヘアスタイリスト
9位:コーチ
10位:看護士