今月16日に岡山県岡山市南区内の県道で発生した死亡ひき逃げ事件について、岡山県警は19日、同市内出身で現在は住所不定の20歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。この男の親族が自動車修理工場に持ち込まれていた容疑車両を発見し、警察に通報していた。
岡山県警・岡山南署によると、問題の事故は16日の午後6時35分ごろ発生している。岡山市南区灘崎町彦崎(E133.50.21.2 N34.32.59.4)付近の県道で、道路を横断していた83歳の女性が進行してきた乗用車にはねられた。
女性は全身を強打したことが原因でまもなく死亡。クルマはそのまま逃走したため、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査していた。
18日になり、検問で逃走車両の特徴を聞いた男性が近所の自動車修理工場に持ち込まれていた衝突痕のあるクルマを発見。これが親族である20歳の男が使っているクルマとわかったため、この男の父親に報告。父親は警察に通報し、これを受けて駆けつけた警察が最終的に容疑車両と確認。警察は19日未明に男を自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
現場は片側1車線で、横断歩道はあるが信号機の無い交差点。調べに対して男は「相手が大ケガをしていると思い、怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。