【ホンダ CR-Z 発表】インターナビ“つなぎ放題で無料”その狙いは

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
リンクアップフリー
リンクアップフリー 全 18 枚 拡大写真

ホンダでは『CR-Z』の発売と共に、通信費無料のテレマティクス「リンクアップフリー」をスタートする。

通信モジュールはウィルコムのW-SIMを利用しており、ホンダディーラーで車検を通すという条件があるものの、テレマティクスとしては業界で初めて“永年無料”を実現したサービスだ。

インターナビ事業室企画開発ブロックの間俊輔氏は、「接続にともなう作業は納車時にディーラーにておこなうため、契約さえ済んでしまえばお客様の手を煩わす必要はない。インターナビには定期点検の案内やイベント情報などを提供するONE to ONEダイレクトメッセージを提供予定。情報提供には、走行距離や年月経過、地域なども考慮してプッシュ配信する」と説明する。

無料化実現のモチベーションは一にも二にも「通信利用率の向上」だったという。「これまでは、ユーザーの携帯電話を利用した従量課金やウィルコムの通信カードを利用した定額有料サービスなども用意していたが、やはり有料となると二の足を踏むユーザーは多かった」(インターナビ事業室長今井武氏)という。

無料化に伴い、メーカーオプションナビを購入すれば追加費用なしで接続サービスが利用可能になる。インターナビ情報センターに自動接続し、定期的なデータ通信を行うため、フローティングカーデータなどのリアルタイム走行データ収集量の増加が見込め、より精度の高い最適ルート案内が実現する。

継続に際しては、車検時にホンダ系ディーラーで更新手続きをすることで、車両を所有している間は通信費無料でサービスの利用が可能となる。今井氏は、「通信サービスをすべてのナビユーザーに無料で使っていただくにはどうすれば良いかを第一に考えた結果」と語るが、ナビへのダイレクトメッセージによるディーラー営業支援と合わせ、結果としてインターナビはCR(Customer Relation)ツールとしての役割も担うに至った。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る