ホンダは2月25日、『CR-Z』を発表した。機種開発責任者の友部了夫さんは、企画の志しとして、「新しい価値を創造し、ホンダファンを増やしたい。そして、ホンダを元気にしたいと思いました」と話す。
また、「目指したのは、クルマ本来の運転してわくわくするような楽しい気持、そして、世界で喜ばれるホンダならではのクルマ。もちろんEUで通用するそういうクルマを作りたいと考えました」という。つまり、毎日楽しいスモールスポーツを感じるようなそんなクルマを作りたいと考えたのだという。
そして、「スポーツとエコロジーを融合することで新しい価値が生まれると確信しました。その結果、ホンダの先進技術によって、1.5リットル『i-VTEC』エンジンと、『IMA』のハイブリッドシステム、そしてバッテリー技術によって、新時代のハイブリッドスポーツを作り上げることが出来ました」という。
そのコンセプトは「エモーショナルでエキサイティング、そしてスマートな“Everyday Hybrid Cafe Racer(エブリデイ・ハイブリッド・カフェレーサー)”としました」。カフェレーサーとは、イギリス、ロンドンの「ace cafe」に集まるクルマ好きの若者が、自分のクルマのカッコよさや走りの良さなどを自慢しあったことに因む。そういったマインドをカフェレーサーとしたものだという。