【エコカー タイヤ&ホイール選び】燃費重視編 省燃費性能をさらに伸ばす

自動車 ビジネス 国内マーケット
省燃費性能をさらに伸ばす
省燃費性能をさらに伸ばす 全 4 枚 拡大写真

タイヤ…ブリヂストン『ECOPIA EP100』
ホイール…ENKEI『SC03 ver.MMB』

■低燃費タイヤでさらに環境に優しく

エコカーに乗ると燃費に関心を持つようになり、もっともっと燃費をよくしたいと思うものだ。エコカーの長所をさらに伸ばすタイヤ&ホイールの選択とは?

最近ではタイヤメーカーは競ってエコタイヤを開発している。転がり抵抗が低く、燃費がよくなるタイヤだ。このタイプのタイヤを選ぶのは当然だが、注意したいのはそのサイズ。

ホイールとセットでタイヤを替えるときはインチアップしたくなるものだが、燃費を重視するならタイヤもホイールもノーマルサイズのままのほうがいい。燃費をよくするにはタイヤの転がり抵抗を減らすことが大切なのだが、一般にインチアップするとタイヤの幅が広くなって接地面積が大きくなるため、転がり抵抗が増えてしまう。これではいくらエコタイヤを選んでも燃費にはいい影響を与えない。

ではまずタイヤを選ぼう。今、低燃費性能で選ぶなら数あるエコタイヤの中でもブリヂストンの「ECOPIA EP100」がおすすめだ。静寂性が高く快適なヨコハマの「DNA dB super E-spec」や製造時のCO2削減にまでこだわったダンロップの「ENASAVE97」も優れたエコタイヤだが、こと低燃費にこだわるなら現時点では「ECOPIA EP100」に分がある。格段に低い転がり抵抗を実現しており、しかもブレーキング時にも安心なグリップ力も両立した、さすがブリヂストンといわせるタイヤだ。

ちなみに、現在のような転がり抵抗とグリップを両立させたエコタイヤはミシュランがゴムにシリカを配合することでその先鞭をつけた。これに対して国産メーカーは独自技術で対抗しており、「ECOPIA EP100」では材料技術「ナノプロ・テック」によって生まれたECOPIAコンパウンドを採用。発熱を抑えることでエネルギーロスを減らすなど、独自のアプローチで転がり抵抗を低減させている。メーカー発表によると転がり抵抗は30%低減しており、これによって燃費が4.2%向上するという(いずれも同社B'sSTYLE EX比)。

■ノーマルサイズでも見栄えのするホイールを

続いてホイールだが、前述の通り低燃費にこだわるならノーマルと同サイズを選ぶべき。しかし、せっかく交換するのだから本当はインチアップしたい、という人が多いだろう。そこで、ここではノーマルサイズでありながらインチアップしたように見える、つまり、実際の径よりも大きく見えるホイールを選ぼう。

ホイールが大きく見えるための条件は、まずリム部分が薄いこと。そしてスポークが外周部ギリギリまで突き抜けたデザインになっていることだ。

この条件でホイールを選ぶと、例えばENKEIの「SC03 ver.MMB」がピタリと当てはまる。このホイールなら15インチでも16インチに、16インチなら17インチに見えるはずだ。プリウスやインサイトの純正ホイールはリムが分厚くスポークも太いデザインで万人受けする安心感はあるが、ホイールが小さく見えるデザイン。そのためこのホイールに交換すれば、間違いなくインチアップしたように見えるだろう。高級感、スペシャリティ感も申し分ない。しかも、このホイールは軽量化にも非常にこだわっているから、低燃費を目指すのにもピッタリといえる。

《山田正昭》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る