日本フォームサービスはバッテリーバックアップ機能付きの「太陽光モジュールキット」をPV EXPOに展示。太陽光から電気を集め、蓄電できるツリー型のキットで、太陽光発電パネル・バッテリー・回路保護ユニット・レギュレーターなどが組み合わさる。
同キットは、通常の電力配電に用いられる配線コンジット、ケーブル、ケーブルトレイなどが不要となり、インフラ整備の簡略化、短時間設置可能、メンテナンス軽減などのメリットを持つ。
登場当初は海上ランプ用の電源など限られた場所でしか採用されなかったが、現在は工業地域や学校周辺の監視カメラ用電源として利用されるなど、活用の幅を広げている。
同社製「ネットワークカメラ」との組み合わせで、携帯電話から映像を確認できたり、最大で16台のカメラをいっせいにモニタリングできると同社はPR。インターネット回線を介して遠隔モニタリングすることで、公共エリア、モール街、コインパーキングなど広い範囲で一括監視できるという例も説明していた。
国内での販売価格は75万円前後。
PV EXPO 2010(国際太陽電池展)は5日まで、東京ビッグサイトでFC EXPO(国際水素・燃料電池展)と同時開催。主催はリードエグジビションジャパン。