JR東日本、ブルートレイン牽引用の新型機関車を公開

自動車 ビジネス 企業動向
JR東日本の新型電気機関車
JR東日本の新型電気機関車 全 6 枚 拡大写真

JR東日本は3日、新型の電気機関車『EF510』を公開した。今春以降から上野 - 青森間などでブルートレインを牽引するもので、JR貨物が開発した同形式をベースとしている。1987年のJR発足以後、旅客会社に新規製造の電気機関車が配備されるのは初となる。

EF510は2002年にJR貨物が開発し、翌2003年から量産が開始された新世代の電気機関車。VVVFインバータ制御で交流2万ボルト(50Hz/60Hz)と、直流1500ボルトの架線電圧に対応しており、電化区間のほぼ全線に対応する。

JR貨物は大阪 - 青森間で貨物列車を牽引する『EF81』の置き換え用としてEF510を投入してきたが、JR東日本も主としてブルートレインを牽引するEF81を有しており、老朽化が進む同型の置き換えが問題となっていた。検討を行った結果、すでに投入実績のあるEF510を同社でも購入することが決まった。

JR東日本が購入するEF510は15両。うち13両はブルートレイン用として青を基調としたカラーに。残る2両についてはハイグレード寝台特急「カシオペア」用として、銀色を基調としたカラーになる。

1987年のJR発足以後、旅客会社に新規製造の電気機関車が配備されるのは今回が初めて。現在は乗務員訓練が進められており、営業運転での投入は今春以降が予定されている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る