【新聞ウォッチ】10万台突破のインサイト、2月は失速

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年3月5日付

●トヨタ批判急先鋒,アイサ氏急加速問題解決「車業界全体で」(読売・10面)

●富士通前社長、野副氏、辞任取り消し要求、「虚偽の理由で迫られた」(朝日・1面)

●検証トヨタリコール問題、電子化進む危うさ(朝日・3面)

●09年米リコール、トヨタ487万台の陰で、フォード452万台、GM223万台、議会「産業全体の問題」(朝日・13面)

●プジョーと「破談」再建策の練り直し必至、三菱自優先株、買い戻し困難(毎日・7面)

●プリウス受注3割減、2月、新車販売は首位キープ(産経・2面)

●インサイト10万台突破、ホンダ(東京・8面)

●2月の輸入車販売4か月連続で増加(東京・8面)

●スピード違反、動画サイト基に逮捕、容疑の42歳会社員バイクで188km走行(東京・30面)

●バイオ燃料基準厳しく、経産省、今夏も(日経・3面)

●再建に警戒感、三菱自株急落(日経・11面)

●トヨタ、期間従業員雇用を延長、希望者対象(日経・11面)

●きしむ品質、グローバル化の死角 拡大優先「設計」後手に(日経・11面)

●ソニー、時価総額トップに、電機業界パナソニック上回る(日経・17面)

ひとくちコメント

ホンダの『インサイト』が1年間で10万台突破、トヨタ自動車の『プリウス』が2009年度累計で25万台突破へ。4日付の各紙夕刊に続いて、きょうの紙面でも、自動車業界団体がまとめた2月の新車販売ランキング関連の記事を取り上げている。

それによると、リコール問題が発覚した2月でもプリウスが首位をキープし、9か月連続でナンバーワンだった。エコカー減税や新車購入補助金の恩恵が大きいハイブリッド車を中心に明るい話題が紙面を飾っているが、景気の良い数字とは裏腹に、この先の国内新車販売を占う懸念材料も読み取れる。

産経によると、プリウスの2月の国内受注が前月の3割減に落ち込んだという。日経も「新規受注が大幅に減った」「3 - 5月は駆け込み需要が期待できるだけに、この時期の失速は痛手」という販売店の声を紹介。

もっとも、プリウスよりも失速の度合いが深刻なのはインサイト。「10万台達成は期待以上」と、ホンダの小林浩取締役日本営業本部長は笑みを浮かべるが、2月の販売実績は前年同月比28.3%減の3517台。ランキングは24位に後退した。「インサイト目当てに来た顧客が、より低価格の小型車『フィット』に流れる傾向もある」(日経)という。

2月末には新型ハイブリッド車の『CR-Z』を発売したが、インサイトの落ち込みをどこまでカバーできるのか。3月以降の新車ランキングが興味深い。

《福田俊之》

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