東京商工リサーチが発表した2月の全国企業倒産状況によると、倒産件数は前年同月比17.2%減の1090件と減少した。ただ、販売不振が原因の「不況型」倒産構成比が83.4%と過去最高となった。
倒産件数は7カ月連続マイナスで、負債総額は4388億3300万円、同64.2%減と大幅に減少した。負債額10億円以上の大型倒産が37件となり、19年ぶりに40件を下回った。被害従業員数も8401人と過去1年間では最低だった。
法的倒産の構成比は過去最高の79.3%だった。地区別では2か月連続で9地区全てでマイナスとなった。