トラックと列車の衝突、列車の運転士が信号見落としと判断

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昨年4月、山形県南陽市内のJR奥羽本線の踏切で発生した列車と普通トラック(バキュームカー)の衝突事故について、山形県警は5日、事故は列車の運転士が非常停止信号を見落としたことが発端と判断。この運転士を業務上過失致死傷容疑で書類送検した。

山形県警・南陽署によると、問題の事故は2009年4月2日午前に発生している。南陽市鍋田(N38.1.36.3/E140.9.5.8)付近にあるJR奥羽本線の踏切で、踏切内で立ち往生していたバキュームカーに対し、通過中の下り普通列車(米沢発/山形行き、4両編成)が衝突。バキュームカーは線路外で横転大破し、運転していた66歳の男性が収容先の病院で死亡。列車の乗客2人も軽傷を負った。

死亡した男性は車外に出て、踏切の列車非常停止ボタンを操作。装置は正常に作動し、列車に対しての非常停止信号も点灯したいたが、32歳の運転士がこれを見落としたまま走行を継続させていたことが後の調べで判明した。

結果としてブレーキが間に合わずに衝突しており、警察は運転士に過失があったと判断。5日までにこの運転士を業務上過失致死傷容疑で書類送検した。死亡したトラック運転手の男性についても、過失往来危険容疑で被疑者死亡のまま書類送検している。

《石田真一》

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