VW トランスポーター…デビュー60周年

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現行トランスポルターと初代タイプII
現行トランスポルターと初代タイプII 全 2 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは15日、商用車の『トランスポーター』(トランスポルター)が、デビュー60周年を迎えたと発表した。

初代トランスポーター(正式名称:『タイプII』)は、1950年3月に生産開始。初代『ビートル』(正式名称:『タイプI』)をベースに誕生した商用車である。リアエンジン・リアドライブのRRレイアウトは、ビートルと共通。空冷1.1リットル水平対向4気筒エンジンは、最大出力25psを発生し、96km/hまで加速した。その愛らしいルックスは、いまなお多くのファンを引きつけてやまない。

現行トランスポーターは、その5世代目。欧州では歴代モデルを「T1」から「T5」までの呼称で呼ぶが、初代からの累計生産台数は1000万台を突破しており、世界最多セールスを誇るバンだ。

現行モデルは、最新のコモンレール式2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」を搭載。最大出力は84 - 180psのワイドレンジで、トップモデルの最高速は191km/hに到達する。スタビリティコントロールなど、安全面も万全の構えだ。

現行モデルには、乗用ミニバン仕様の『カラベル』とキャンピングカー仕様の『カリフォルニア』も設定。2009年9月のフランクフルトモーターショーでは、マイナーチェンジモデルが発表された。フォルクスワーゲンは、「最新モデルにも初代のスペースユーティリティの高さが受け継がれている」と、その伝統をアピールしている。

《森脇稔》

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