新日鉄の「コンクリート中詰め合成セグメント」が道路トンネルに初採用

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新日本製鐵は、コンクリート中詰め合成セグメントの技術が大阪府の「都市計画道路・大和川線ランプシールド工事」への採用が内定した。コンクリート中詰め合成セグメントは、これまで地下河川や鉄道トンネル分野で採用されてきたが、道路トンネル分野での採用は初めて。

コンクリート中詰め合成セグメントは、鋼殻内部に配した特殊リブと鉄筋を介して鋼殻と中詰めコンクリートを一体化した鋼・コンクリート合成構造セグメント。必要耐力に応じた自由度の高い設計が可能で、引張力に強い鋼殻と、圧縮力に強い中詰めコンクリートを一体化することにより高耐力化した。

受注した工事は、大阪府・堺市・阪神高速道路の三者共同で整備する大和川線のうち、本線と常磐東出入口を結ぶランプ部をシールドトンネルにて構築する工事。コンクリート中詰め合成セグメントは、通常の18倍近い上載荷重の影響を受ける重荷重区間に適用される。

今回採用されたコンクリート中詰め合成セグメントは、縦リブに開孔を設けその孔に鉄筋を挿通した超重荷重対応のセグメントで、コンクリート中詰めタイプのセグメントとしてはトンネル径、セグメント幅ともに過去最大となる。

《レスポンス編集部》

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