ルノー サンデロ にバイオエタノール仕様

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サンデロ
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ルノーは15日、フランス向けのダチア『サンデロ』に、バイオエタノール燃料対応車を設定した。優遇税制が適用され、1万0200ユーロ(約127万円)からで販売される。

サンデロは2007年9月、ブラジルやアルゼンチンで発売。『ロガン』をベースに開発した小型ハッチバックで、2008年3月のジュネーブモーターショーでは、欧州市場への投入も発表された。

今回、ルノーはフランス向けのサンデロに、バイオエタノール燃料対応車を設定。「1.6MPI90バイオエタノール」がそのモデルだ。ガソリンだけでなく、E85燃料やE10燃料に対応しているのが特徴である。

フランス国内では、E85燃料はガソリンよりも平均33%価格が安い。リッター0.89ユーロ(約110円)が相場だ。さらにバイオエタノール燃料対応車は、フランス政府による優遇税制の適用対象となっており、税金が全額または半額免除される。

サンデロの1.6MPI90バイオエタノールグレードは、1.6リットル直列4気筒エンジン(90ps)を搭載。欧州複合モード燃費は13.89km/リットル、CO2排出量は170g/kmだが、「well to wheel」(原油採掘から実際に車を動かす段階まで)で見ると、実質的なCO2排出量は108g/kmと計算される。これが、フランスで優遇税制適用車となる根拠である。108g/kmのCO2排出量は、サンデロシリーズ中、最小だ。

1.6MPI90バイオエタノールグレードのフランス価格は、1万0200ユーロ(約127万円)から。現地では人気を集めそうな新グレードといえる。

《森脇稔》

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