プジョー RCZ、日本上陸は7月

自動車 ニューモデル 新型車
RCZ
RCZ 全 6 枚 拡大写真

プジョーは15日、欧州において新型クーペ、『RCZ』の販売を開始した。

新型RCZは、2009年9月のフランクフルトモーターショーでデビュー。小型のプレミアム2+2スポーツクーペで、外観は「ダブルバブル」と呼ばれる、なだらかな弧を描くルーフが特徴だ。両側のルーフアーチはアルミ製で、ブラックルーフと相まって、高いアイキャッチ効果をもたらしている。

ボディサイズは全長4287×全幅1845×全高1360mm、ホイールベース2612mm。『308』の5ドアハッチバックと比較すると、11mm長く、30mmワイドで、138mm低い。ホイールベースは4mm長い。

内装は308シリーズをベースとしながら、各部の素材を変更し、クオリティをアップ。ヘッドレスト一体の専用レザースポーツシート、メタルリング加工を施したダイヤルなどが、上質な空間を演出する。トランク容量は384リットル(VDA計測法)を確保。フロア下にはサブトランクが設けられる。

シャシーは、308などの「プラットホーム2」をベースに、ロールセンターを40mm引き下げ、トレッドは前54mm、後ろ72mm拡大。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがトーションビーム。ブレーキのローター径は前302mm、後ろ290mmの大径タイプだ。タイヤサイズは18インチと19インチ。ESP、DSC、ヒルアシストなどが標準装備される。

欧州向けのエンジンは、ガソリン1、ディーゼル1の2ユニット構成。トランスミッションは6速MTだ。排出ガス性能は、ともにユーロ5に適合する。

ガソリンエンジンは、直噴1.6リットル直4ターボの「THP」。最大出力156ps/5800rpm、最大トルク24.5kgm/1400rpmを発生する。欧州複合モード燃費は14.5km/リットル、CO2排出量は159g/kmだ。

ディーゼルは直噴2.0リットル直4ターボの「HDi」。最大出力は163ps/3750rpm、最大トルクは34.7kgm/2000rpm。欧州複合モード燃費18.5km/リットル、CO2排出量139g/kmと、パワーと環境性能を高次元で両立している。

今夏に、ディーゼルの6速ATと、ガソリンの高出力版を追加。ガソリン直噴1.6リットル直4ターボの「THP」は、最大出力200ps、最大トルク28kgmを引き出す。駆動方式は4WDで、トランスミッションは6速MT。CO2排出量は159g/kmだ。

新型RCZの欧州現地価格は、ガソリンが2万7400ユーロ(約342万円)から、ディーゼルが2万9900ユーロ(約362万円)から。日本市場には、7月に上陸する。

《森脇稔》

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