BMW、初のFFモデル投入へ
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これはBMWグループのノルベルト・ライトホーファー会長が、17日の決算発表の場で明らかにしたもの。同会長は、「BMWは将来、急成長している小型車市場への参入にあたり、FFモデルを投入します」と宣言した。
BMWといえば、後輪駆動へのこだわりが強いメーカー。『3シリーズ』や『5シリーズ』はもちろん、最も下に位置する1シリーズでも、FR駆動を基本としている。
BMWブランドとしての初のFFモデルは、1シリーズの下に位置する入門車として発売される見込み。将来的には、『MINI』とシャシーを共用化する方向で、開発は進められているようだ。
BMWグループは2008年から2020年までの13年間に、全世界でCO2排出量の25%削減を目標に掲げる。中国やインドなどの新興国にも投入される入門FFモデルは、この目標達成に大きな役割を果たすと見られる。
《森脇稔》