列車と衝突、クルマの男性の自殺と断定

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今年1月、滋賀県東近江市内にあるJR東海道線の踏切で乗用車と快速列車が衝突し、乗用車の運転者の男性が死亡した事故について、滋賀県警は15日、この男性が自殺を図ったものと断定。近く被疑者死亡のまま、列車往来危険容疑で書類送検するという。

滋賀県警・東近江署によると、問題の事故は2010年1月6日午前に発生している。東近江市今町(N35.11.2.2/E136.10.37.7)付近にあるJR東海道本線、稲枝 - 能登川駅間の踏切で、警報機や遮断機が作動した後に踏切内へ進入してきた乗用車と、通過中の下り新快速列車(長浜発/姫路行き、8両編成)が衝突した。

列車は100km/h超の速度を出しており、クルマの進入に気づいた運転士が非常ブレーキを使用したものの、減速が間に合わずに衝突。クルマは約80mに渡ってひきずられて大破し、運転していた同市内に在住する38歳の男性が死亡。列車の乗客乗員約500人のうち、20歳の男性が転倒した際に腰を打撲する軽傷を負っている。

その後の調べで、死亡した男性の自宅からは自殺をほのめかす遺書のようなものが発見された。私生活で悩みを抱えていることを周辺の人物に語っており、衝突地点は「列車の速度が最高に達する場所」と地元でも知られていたことから、警察では男性が自殺を図るため、故意に踏切へ進入したものと断定。男性を被疑者死亡のまま、列車往来危険容疑で書類送検することを決めた。

《石田真一》

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