JR東海は、運転関係社員を対象に「睡眠自己管理プログラム」を4月から本格導入する。
同社は事故防止に重要な体調の自己管理の一環として、1999年から乗務員(車掌・運転士)、駅係員を対象に、睡眠学理論にもとづく合理的な睡眠管理手法について研究・試行を進めて、国立精神・神経センター白川修一郎博士と2003年に「睡眠自己管理プログラム」(ソフト)を共同開発した。これを4月から本格的に実施する。
睡眠自己管理プログラムは、乗務員・駅係員が端末に必要なデータを入力すると、コンピュータ内の蓄積データにより、本人に対して体調管理のためのアドバイスを表示する。また、睡眠自己管理の教育・指導を向上させるため、「睡眠管理インストラクター」を順次養成する。睡眠管理に取り組む社員に対して「睡眠管理のてびき」を配布する。
導入するのは新幹線・在来線の全乗務員職場と主要21駅。