英国トヨタは18日、『アイゴ』に「ブラック」を設定した。精悍なブラックボディに、レザー&アルカンターラ内装を組み合わせた、アイゴの最上級グレードだ。
アイゴは2005年3月、ジュネーブモーターショーでデビュー。欧州Aセグメントに属する小型車で、トヨタの欧州における入門車に位置づけられる。開発はPSAプジョーシトロエンと共同で行われ、生産はトヨタとPSAの合弁会社、TPCAのチェコ工場が担当。プジョー版は『107』、シトロエン版は『C1』を名乗る。
デビューから約4年の累計販売台数は30万台を突破。2008年11月には初のマイナーチェンジを実施し、環境性能の引き上げや内外装のリファインなどが行われた。
今回設定されたアイゴブラックは、「アイゴ+」グレードをベースに、ボディをテンペストブラックメタリックで塗装。足元は14インチアルミホイールで引き締められた。
インテリアは、レザー&アルカンターラのコンビネーション。スポーツステアリングホイールとシフトレバーも、レザー仕上げとなる。
エンジンは、1.0リットル直列3気筒VVT-i(68ps、9.5kgm)。トヨタオプティマルドライブ思想が導入され、欧州複合モード燃費22.23km/リットル、CO2排出量106g/kmという高い環境性能を実現する。
アイゴブラックは、3ドアと5ドアを用意。英国での価格は、9460ポンド(約130万円)からだ。自動車保険の1年間無料サービスも付帯し、4月1日から販売がスタートする。