20日午前、鹿児島県鹿児島市内の県道で、前方で発生したバイク転倒事故を目撃して急ブレーキを掛けた路線バスに対し、後ろから進行してきた観光バスが追突する事故が起きた。この事故で観光バスの乗客6人が軽傷を負っている。
鹿児島県警・鹿児島西署によると、事故が起きたのは20日の午前9時30分ごろ。鹿児島市西田1丁目(N31.34.59.9/E130.32.47.1)付近の県道で、前方で発生したバイク転倒を目撃して急ブレーキを掛けた鹿児島市交通局の運行する路線バスに対し、後ろから進行してきた同局運行の観光バスが追突した。
双方のバスは小破。観光バスには約30人が乗車していたが、このうち6人が座席から投げ出された際に打撲などの軽傷を負った。路線バスの乗客乗員3人と、転倒したバイクの運転者にケガはなかった。
現場は片側2車線。バイクは客を拾おうと急停車したタクシーに追突して転倒。運転者が路上に投げ出されたため、路線バスはこれを避けようとブレーキを掛けたという。警察ではそれぞれの車両の運転者から事情を聞いている。