クライスラー、新V6エンジン生産開始…燃費は11%向上

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新V6エンジン生産開始
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クライスラーグループは19日、米ミシガン州トレントン新工場において、新型3.6リットルV型6気筒ガソリンエンジン「ペンタスター」の生産を開始した。

ペンタスターは、今後のクライスラーグループ各車に広く採用される新世代のオールアルミ製V6ガソリンエンジン。現行7種類のV6ユニットの後継機種で、まずは2011年モデルのジープ『グランドチェロキー』に搭載される。

グランドチェロキーの場合、排気量は3.6リットルで、最大出力は280ps/6400rpmと22%パワーアップ。最大トルクは36kgm/4800rpmと11%向上した。それでいて、燃費は最大11%改善されているという。燃料はガソリンだけでなく、15%のガソリンに85%のエタノールを混合したE85燃料に対応する。

クライスラーはこの新エンジンを、トレントン新工場で年間40万基生産。クライスラー、ラムトラック、ジープ、ダッジの各ブランドに導入し、4ブランド合計で最大25%の燃費改善を狙う。

クライスラーグループのスコット・ガルベルディング取締役は、「ペンタスターエンジンは、クライスラーの再生計画にとって、非常に重要。将来の成長が、このエンジンにかかっているといっても過言ではない」と、力を込めている。

《森脇稔》

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