フォード SYNC、搭載車数200万台を突破

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ボイスコントロール&インフォテインメントシステム SYNC(シンク)
ボイスコントロール&インフォテインメントシステム SYNC(シンク) 全 2 枚 拡大写真

フォードモーターは24日、ボイスコントロール&インフォテインメントシステムの「SYNC」(シンク)の米国における搭載車が、200万台を突破したと発表した。100万台から、わずか10か月での記録達成だ。

SYNCは、マイクロソフトがフォード車用に開発した車載マルチメディアシステム。2007年秋、『フォーカス』にオプション設定されたのが最初だ。音声認識機能付きの車載コミュニケーション&エンターテインメントシステムは、走行中にドライバーが携帯電話で通話したり、「iPod」などのデジタルメディアに接続することを可能にした。

2008年には緊急通報の「911アシスト」、車両の自己診断を行う「ビークルヘルスレポート」の2つの新機能を採用。2009年夏からは、渋滞状況を反映したルート案内を行う通信ナビや最新ニュースや天気予報を配信する「トラフィックディレクション&インフォメーション」機能を導入。現在では、フォード、リンカーン、マーキュリーの各車に、SYNCが用意されている。

2009年5月26日には、米国でのSYNC搭載車が100万台に到達。その記念として、100万台目となった『フュージョンハイブリッド』が、マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOに納車された。それから10か月で、SYNC搭載車は倍増となる200万台をクリアした。

フォードの調査によると、購入前にSYNCをデモ体験した顧客の70%以上が、実際にSYNCを選択。また、SYNC搭載車のリセールバリューは、未搭載車を200ドル(約18万円)上回るという。フォードのケン・クズベイ副社長は、「SYNCの成功は、顧客の高いニーズの証」と語る。

マイクロソフトはSYNCと同様のシステムとして、2006年にフィアットへ「Blue&Me」の納入を開始。フィアットやアルファロメオ、ランチア各車にオプション設定されている。さらに、韓国のヒュンダイ・キアグループと2008年5月、次世代車載マルチメディアシステムの共同開発で合意している。

《森脇稔》

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