フェラーリ新ディーラー…顧客との接点は広く
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これまで、フェラーリの国内販売はコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが国内輸入権をもつ「日本総代理店」となっていたが、2008年7月1日にフェラーリ日本法人が設立され、コーンズは「正規代理店」に移行した。これにより、新規のディーラーが参入できる状況となった。
新たにフェラーリを販売することになるロッソ・スクーデリアは、フェラーリの販売のため新規に設立された会社、フェラーリのみを取り扱う正規ディーラーとしては日本初。社名の「ロッソ・スクーデリア(赤いチームの意味)」は設立にあたりフェラーリ本社から贈られたもので、フェラーリとしても力の入るディーラとなる。
ロッソ・スクーデリアは、自動車販売会社としては1927年設立のシボレー販売会社を出発点として、現在グループ会社では、新潟県でのトヨタディーラーなど各種関連事業の経営、首都圏でのメルセデスベンツ販売店の経営、また、1995年からは中国におけるトヨタ及びレクサス、BMW、 MINIの販売会社を展開するなどの実績を持つ。
等々力社長は、フェラーリであっても、これまで量販車両の販売で培ってきた親しみやすいディーラー作りを目指すと言い、まもなく目黒区碑文谷にオープンするアフターセールス拠点では、フェラーリの並行輸入車や中古車にも対応するなど、新規顧客につながる接点として幅拾い層に新ディーラーをアピールしていく考えだ。
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