昭和シェルの潤滑油、技術進歩賞

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昭和シェル石油は、同社が開発した『シェルテラスオイルSX-Z』が石油学会の「技術進歩賞」を受賞したと発表した。

同会では、石油・天然ガス事業や石油化学工業で優れた業績や関連する個々のプロセス・装置の技術開発で功績のあったものを表彰する。

今回受賞したシェルテラスオイルSX-Zは、同社中央研究所が2003年に開発し、市場導入してきた商品で、業界で初めて省エネルギー性能と引火点250度以上を両立した油圧作動油。一般的に潤滑油は、粘度が低いほど省エネ効果はあるものの、引火点も下がるという相反する特性がある。シェルテラスオイルSX-Zは、低粘度・高引火点を保持しながら低密度化によって油圧システムの消費エネルギーを低減した。同社は今回の受賞を機に、同商品を広く産業界に紹介、産業界の二酸化炭素削減に貢献していくとしている。

同会は、石油・天然ガス開発・石油化学工業で、産学両面で幅広い活動を行なっている国内唯一の学会で、今回の受賞は同会が発行する「ペトロテック4月号」に掲載される。

《レスポンス編集部》

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