ブラジル・サンパウロで2010年シーズンを開幕したIZODインディーカーシリーズ。2週間の時を経て迎えた第2戦の舞台はフロリダ州セントピーターズバーグ。コースは民間空港の一部を使用した14のターンからなる1周1.8マイルの市街地サーキットだ。
インディーカー参戦2戦目となる佐藤琢磨は、今回から採用された往年のロータスカラーに塗られたマシンに乗り込み、市街地コースを疾走。市街地レースに集まったファンから「渋い!」、「格好良い!!」と大絶賛を集めた。
初日は7番手のタイムをマークした佐藤琢磨だが、土曜日に行われた予選ではタイヤが外れるアクシデントに見舞われ、予選タイムは11番手。続く12番手は武藤英紀で、24個のスターティンググリッドの中盤6列目に2人の日本人ドライバーが並ぶ格好となった。
決勝レース当日の日曜日、開始2時間前から降り始めた強い雷雨はスタート予定時刻の16時30分(米東部時間)を過ぎても降り続き、レースコントロールは同日中のレースは困難と判断。決勝レースは翌日朝に順延となった。仕切り直しの決勝スタートは米東部時間29日の10時00分(日本時間29日23時00分)となる。
インディカーはオーバルコース以外ではレインタイヤも用意し、ウェットコンディションでの走行も想定しているが、今回の順延は降雨量が多くコース上だけでなく芝生のエスケープゾーンにも深い水溜まりが出来たことから、安全が充分に確保できないとの判断によるもの。雨天による順延は2008年ツインリンクもてぎで行われたインディJAPAN以来となる。