レクサス LFA にニュルブルクリンクパッケージ

自動車 ニューモデル 新型車
LFA ニュルブルクリンクパッケージ
LFA ニュルブルクリンクパッケージ 全 3 枚 拡大写真

レクサスは29日、『LFA』にサーキット寄りのセッティングを施したスパルタン仕様、「スペシャルエディション」を、欧州では「ニュルブルクリンクパッケージ」の名前で投入すると発表した。LFAの全生産台数500台のうち、50台がこのサーキット仕様となる。

LFAは、2009年10月の東京モーターショーで公開。レクサスブランドのフラッグシップスポーツカーとして開発された。専用設計の4.8リットルV型10気筒エンジンは、最大出力560ps/8700rpm、最大トルク48.9kgm/6800rpmを発生。フロントミッドシップ&トランスアクスルレイアウトにより、前後重量配分48対52を実現。ドライサンプオイル潤滑システムによって、低重心化も図られた。

トランスミッションは、パドルシフト付きの6速2ペダルMT「ASG」。ボディにはCFRP(カーボン・ファイバー・レインフォースド・プラスチック)やアルミなどの軽量素材が使用され、車両重量は1480kgに抑えられた。0 - 100km/h加速は3.7秒、最高速は325km/hと、動力性能は世界トップレベルにある。LFAは世界限定500台を生産し、日本での価格は3750万円だ。

日本では3月10日に発表されたのが、スペシャルエディション。今回、その欧州名が、ニュルブルクリンクパッケージと決められた。5月15 - 16日、ドイツで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に、LFAが参戦するのを記念したネーミングである。

エクステリアで目を引くのは、エアロダイナミクス性能の向上で、とくにダウンフォースの獲得に重点が置かれた。リアには角度調整式の大型ウイングを装備。フロントバンパーは、大型スポイラーとカナード(サイドフィン型スポイラー)を備えた専用デザインに変更された。どちらも、素材は軽量なCFRP製だ。

エンジンは、コンピューターチューンによって最大出力が10psアップし、570psを獲得。6速2ペダルMTのASGは、シフトプログラムが専用チューンされ、シフト時間は0.2秒から0.15秒へ短縮された。サスペンション、ハイグリップタイヤ、メッシュタイプのアルミホイールも専用だ。

ニュルブルクリンクパッケージは、2012年から生産開始。LFAは全世界500台の限定モデルだが、ニュルブルクリンクパッケージと日本向けのスペシャルエディション合計で、50台のみが販売される。なお欧州の購入者には、ニュルブルクリンクでのドライビング講習と、1年間のフリー走行パスが付帯する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. <新連載>[車内エンタメ最新事情]音楽を聴く場合、スマホはどう繋ぐ? 便利なのは? 音が良いのは?
  3. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 不適切利用47%、カメラ式駐車場管理システムで判明…熊野白浜リゾート空港
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る