三洋海洋開発など4社、ブラジル沖海底油田開発に参画

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三井海洋開発は、ブラジル沖でブラジル国営石油会社ペトロブラス・ブラジレイロ向けに同社が提供する予定のFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産 貯蔵積出設備)の長期傭船サービス事業に、三井物産、三菱商事、商船三井の3社が参画することで合意した。

事業は、三井海洋開発が設立したオランダ法人TUPI PILOTに3社が資本参加し、TUPIからペトロブラス社へFPSO傭船サービスを提供する。FPSOは、大型タンカー1隻を改造して建造、ペトロブラス社初の大水深プレソルト層商業生産油田であるBM-S-11ブロックで操業するもので、同鉱区のトゥピ油田に投入される予定。傭船期間は2010年第4四半期から15年間で、ペトロブラス社には傭船契約期間の延長オプションが付与されている。

ブラジル近海には、海底5000 - 6000mの岩塩層の下に多くの油田が存在すると推定されており、全体開発には今後更に多数のFPSOが必要となる。岩塩層の下にある油田の開発は世界でも例がなく、超大水深対応のFPSOを使用するこの事業に参入してノウハウを得る狙いもある。

事業では、国際協力銀行、日本の民間金融機関とプロジェクトファイナンスベースでの事業資金調達に関する契約も3月30日付けで締結した。

《レスポンス編集部》

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