フォードモーターは31日、ニューヨークモーターショーにおいて、リンカーン『MKZハイブリッド』を公開する。リンカーンブランドでは初のハイブリッド車で、レクサス『HS250h』をライバル視している。
同車は、プレミアムミッドサイズセダンの『MKZ』をハイブリッド化したモデル。ハイブリッドパワートレインは、フォード『フュージョンハイブリッド』と共通だ。2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、アトキンソンサイクルで、モーターと組み合わせたトータル出力は、191psを引き出す。
MKZハイブリッドは最高75km/hまで、モーター単独によるゼロエミッション走行が可能。フォードによると、レクサスHS250hの最高40km/hと比べて、EVモードの走行性能を高めているという。
また、MKZハイブリッドの米国EPA(環境保護局)予想市街地燃費は、約17.43km/リットル。フォードによると、レクサスHS250hよりも、約2.55km/リットル良好だという。
リンカーンブランドならではのラグジュアリー性は、レザーやウッドをふんだんに使用したインテリアに表現。燃費運転をサポートする「エコゲージ付きスマートゲージ」を標準装備し、最新テレマティクスシステムの「リンカーンSYNC」も用意されている。
リンカーンMKZハイブリッドは今秋、2011年モデルとして、米国で販売開始。フォードは「米国で最も燃費のいいラグジュアリーセダン」と、自信たっぷりだ。