トヨタ米国新車販売、35.3%の大幅増…3月実績

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プリウスは27%増の1万1786台を販売、リコールの影響など感じられない勢いだ。
プリウスは27%増の1万1786台を販売、リコールの影響など感じられない勢いだ。 全 10 枚 拡大写真

米国トヨタ販売は1日、3月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は18万6863台で、前年同月比は35.3%増(季節調整済み)と、3か月ぶりの前年実績超え。値引きなどの販売促進策の効果もあって、2月の8.7%減から一転、大幅な増加となった。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラーセダンの『カムリ』が前年同月比35.2%増の3万6251台、『カローラ』が28%増の2万9623台と、3か月ぶりに前年実績を上回った。2009年5月にモデルチェンジした『プリウス』は、27%増の1万1786台を販売し、6か月連続のプラスを維持する。

2009年1月に発売した新型クロスオーバーの『ヴェンザ』は、前年同月比36%増の5227台と好調。しかし、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)は、23.3%減の4699台と落ち込みが続く。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が前年同月比108.3%増の2万5781台と、2か月ぶりのプラス。『ハイランダー』も、112.7%増の1万1953台と売れた。大型トラック『タンドラ』も、87%増の1万0785台と回復。09年10月末に新型を投入した『4ランナー』は、139.4%増の4108台と、4か月連続で前年実績を上回った。

レクサスブランドの乗用車系では、2009年9月末にマイナーチェンジした『ES』が、前年同月比15.1%増の3860台と2か月ぶりのプラス。『IS』も24%増の3137台と伸びた。2009年10月末にマイナーチェンジした『LS』は、0.9%増の894台と4か月連続の前年実績超え。2009年8月に投入された新型ハイブリッドセダン、『HS250h』は1494台を販売している。

レクサスブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、2009年12月末に新型をリリースした『GX』(日本名:トヨタ『ランドクルーザープラド』)が、前年同月比205.9%増の1785台と、3か月連続のプラス。『RX』は25.5%増の8060台と、3か月ぶりに前年実績を上回った。

サイオンブランドでは、『xB』(日本名:『カローラルミオン』)が前年同月比25%減の1630台、『xD』(日本名:『イスト』)が28.6%減の763台と、回復が見られない。

3月のトヨタ米国新車販売をブランド別で見ると、トヨタブランドが前年同月比35.1%増の16万6644台、レクサスブランドが36.5%増の2万0219台と、ともに好調。米国トヨタ販売のドン・エズモンド上級副社長は、「顧客がトヨタ車とトヨタブランドを引き続き信頼してくれている点に、喜びを感じている」とコメントしている。

《森脇稔》

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