[茨城空港開港]渋滞の原因はバリアフリー!?

自動車 社会 社会
周辺の渋滞
周辺の渋滞 全 8 枚 拡大写真

3月11日に開港した茨城空港。周辺住民のなかには、開港後の予想外の変化に戸惑いをみせる人もいる。「まさかこんなに道が混雑するようになるとは、思わなかった」。同空港へのアクセスルートのひとつである国道355号の沿線で雑貨店を営む店主はこう話す。

国道355号は、都心方面から常磐道を利用して茨城空港へ向かうさい、同空港の最寄りインターチェンジとなる千代田石岡ICと空港とを結ぶ道路の一部。同国道では、埼玉や東京などの県外ナンバーのクルマが多く見られた。

土曜日の14時台、国道355号の空港から12km手前の地点ですでに渋滞。空港に近づくと流れがもっと鈍くなる。

この原因のひとつは、空港に行ってはじめてわかる。1300台収容可能な無料駐車場へ入ろうとする列を止める、ガードマンたちの「止まれ」だ。

バリアフリー構造を取り入れた茨城空港は、駐車場から正面玄関へと続く歩行通路と、駐車場へ入ろうとするクルマの道が、玄関前で平面交差している。信号はなく、ガードマンが2人がかりでクルマと人の流れを整理していて、クルマが止められる間隔はやや長め、“人の流れ優先”だ。

新たに整備された空港までの道には、信号はほとんどなく、この平面交差でのクルマの停滞が、県道・国道のずっと先まで渋滞をつくっているとわかる。

さらに空港のなかは地元の農産物・水産物、B級グルメなどを買い求める客で、ごった返している。14時台、空港の発着便を知らせるモニターを見ると、18時30分出発の便まで発着はない。チェックインカウンターにはスタッフの姿すらない。

空港関係者は、「今はとにかくたくさんの人に認知してもらうことが大事だと思っている」と話していた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る