米政府、新燃費基準を発表…2016年までに42%向上

自動車 ビジネス 企業動向
プリウス
プリウス 全 2 枚 拡大写真

米国政府は1日、2012年から米国内で販売する乗用車とライトトラック(SUV/ミニバン/ピックアップトラック)に適用する新しい燃費基準を正式発表した。2016年までに1台当たりの平均燃費を、現行の25マイル/ガロン(約10.6km/リットル)から35.5マイル/ガロン(約15.1km/リットル)へ42%引き上げることを、すべての自動車メーカーに求める内容だ。

【画像全2枚】

すでに米国では、地球温暖化を防ぐ目的で、2020年までに自動車の燃費を現行よりも約4割改善させ、35マイル/ガロン(約14.9km/リットル)にする新エネルギー法が成立している。オバマ大統領は2009年5月、これを4年間前倒しで実施することを決断した。

これまで、米国内では最も厳しい燃費基準を掲げるカリフォルニア州をはじめ、州ごとに目標値が異なっていた。これに対して、自動車メーカーは「州ごとに違う規制に合わせた車を投入するのは困難」と、難色を示していた。

今回、正式発表された新燃費基準は、2016年までに1台当たりの平均燃費を、現行の25マイル/ガロン(約10.6km/リットル)から35.5マイル/ガロン(約15.1km/リットル)へ、42%引き上げるというもの。車種別で見ると、乗用車は現行の27.5マイル/ガロン(約11.7km/リットル)を39マイル/ガロン(約16.6km/リットル)へ、ライトトラックは現行の24マイル/ガロン(約10.2km/リットル)を30マイル/ガロン(約12.7km/リットル)へ、改善させる。

新基準は2012年から適用され、2016年までの5年間に、毎年5%ずつ規制を強化。米国政府の試算によると、2016年に販売される新車の生涯消費燃料は、約10億8000万バレル(約1717億リットル)節約できるという。これを1台当たりのコストに換算すると、約3000ドル(約28万円)の燃料代が浮く計算だ。

新燃費基準では、2016年までに1台当たりのCO2排出量を155g/km以下にすることも盛り込まれた。米運輸省のラフード長官は、「今回の決定は、歴史的なもの。新燃費基準が、自動車産業に新たな技術革新を呼び起こすだろう」と、述べている。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ここまで変わる? ホンダ『アコード』次期型の新デザインを予想
  2. 「パジェロ復活したしランエボも…」三菱『ランサーエボリューション』がPHEVで登場!? SNSでは期待高まる
  3. 【スズキ ジムニーノマド 新型試乗】「よくできた万能SUV」だととらえると、評価を誤ることになる
  4. アウディ6車種858台リコール、燃料漏れ
  5. 「胸アツです」「出たら欲しい!」マツダスピリットレーシング第二弾はどうなる? “最強のマツダ3”登場に期待の声!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る