日本自動車販売協会連合会が6日発表した車名別新車販売台数(登録車)によると、2009年度はハイブリッド車(HV)の販売台数が45万台を超え、登録車全体の14.1%を占めた。HVの販売が年度で1割を超えたのは初めて。
09年度はエコカー減税やエコカー補助金の効果もあり、HVの売れ行きが伸びた。トヨタ『プリウス』が前年度にくらべ約4倍の27万7485台だったほかホンダ『インサイト』も9万6616台と10万台近い販売を記録した。トヨタ『SAI』(1万7789台)、レクサス『HS250h』(1万4639台)といった新型HVの販売も好調だった。
3月はHVの占める比率が13.0%と年度にくらべ若干低下した。同月の登録車販売は前年同月にくらべ36.5%増の44万3298台。HVの販売は5万7916台だった。減税や補助金効果でHV以外のコンパクト車の販売も増えたことが要因だ。
3月は車名別販売でプリウスは3万5546台と依然としてトップを維持したが、インサイトは5397台と年度順位の6位から25位に大きく後退した。