日産自動車、ルノーとダイムラーAGは、提携合意で小型車戦略を強化する。
具体的には2人乗りの現行スマート『フォーツー』、スマート4人乗り仕様の後継モデルと次世代ルノー『トゥインゴ』は、異なるデザインで、共同開発できる設計思想に基づく車体構造を採用する。この設計思想はスマートの後輪駆動方式をベースにする。
また、共同開発モデルを2013年以降に投入する予定。現在スマートを生産しているフランスのハンバッハ工場で2人乗りを生産し、ルノーのスロベニアのノボ・メスト工場で4人乗りを生産する。共同開発モデルは、電動モデルも同時期に設定する。
今後、自動車市場の成長が見込まれる新興市場の攻略には小型車がカギを握るため、両グループは開発・生産で協力、競争力のある小型車を市場投入していく。