5日午後8時55分ごろ、岐阜県各務原市内の国道21号で、道路を横断中の17歳女性がトラックにひき逃げされる事故が起きた。女性は頭部を強打して意識不明の重体。警察は後に50歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。
岐阜県警・各務原署によると、トラックと衝突した女性は数メートル弾き飛ばされて頭部を強打。関市内の病院に収容されたが、意識不明の重体となった。
後続車の運転者によると、前走する中型トラックがクラクションを鳴らし、蛇行しながら交差点を通過。直後に倒れている女性を発見したという。警察ではトラック側の信号無視が事故の主因と判断。重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。
翌6日午前になり、京都府内にある運送会社から「社員が事故を起こしたようだ」と連絡が入った。警察はこの情報を元に、事故後に長野県内までトラックを走行させていた京都府福知山市内に在住する50歳の男を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
現場は各務原市鵜沼羽場町4丁目(N35.23.56.8/E136.55.30.9)付近の国道21号で、片側2車線の直線区間。調べに対して男は「先を急いでいた」、「事故で職を失うことを恐れた」などと供述。会社に連絡したのは配達を終えてからだった。