日本自動車工業会は、2009年度に実施した軽自動車使用実態調査の結果をまとめた。
この調査は1981年から隔年で実施しており、軽自動車の使用実態について詳細に把握することを目的に実施するもの。
今回の調査によると、軽自動車使用実態では、軽自動車ユーザーは、女性比率が高く、また高齢化傾向にある。購入状況では、ダウンサイジング傾向が顕著だ。軽キャブバン・軽キャブワゴン、軽トラックともに最も多い用途は「仕事・商用」だった。
人口規模が小さく交通の不便な地方では軽自動車の保有割合が高く、通勤や買い物など日常の足として生活を支えている。働く女性にとって軽自動車は、通勤に活用されており、家事や育児にも忙しい日常生活の足として、大きく役立っている。特に小さな子どもを持つ女性にとっては、欠かせない存在と分析。
また、軽自動車は高齢ユーザーにとっても買物や通院など移動手段として欠かせない存在として、日常生活を支える役割を担っている。
このほか、増加傾向にあるダウンサイジングのユーザーは、収入が減った世帯が多くみられ、経済環境の変化が背景にある模様だ。