【カローラフィールダーGT TRDターボ】敵は レガシィ、高速ツアラー

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カローラフィールダー “GT” TRD Turbo
カローラフィールダー “GT” TRD Turbo 全 12 枚 拡大写真

『カローラフィールダー“GT”TRD Turbo』(フィールダーGT)は、外見上は普通のカローラフィールダーだが、よくみるといくつかの見分けるポイントがある。

[写真12点]

まず、オリジナルデザインのフロントグリルにTRD Turboのエンブレムが装着される。リアにはGTのエンブレムがその走りを主張している。ただのフィールダーでないことは、もちろんボンネットを開ければ、エンジン上部のターボ用の配管で一目瞭然だ。オプションでフェンダープロテクターを装着すると、横幅が広がり3ナンバー登録になるという特徴もある。

フィールダーGTは、「カローラフィールダーX HID Limted」(1.5リットル、5MT)をベース車両として、TRDがターボユニットやサスペンションのチューニングを行いカローラ店などから販売される特別架装車となる。現在予約が始まっており、出荷は4月から始まる予定だ。値段は消費税込みで267万円となっている。通常のフィールダーと比較すると安くない値段にも思えるが、担当者に、この価格設定について聞いてみた。

「ベースとなる車両がマニュアルトランスミッションなので、この時点でエコカー減税などの適用外になっているのですが、ターボ架装やチューニングをするにあたって市販価格は270万円以下にというのがターゲットになっていました」(TRD 営業部 国内営業室 第3営業グループ TRD商品担当 梨木裕司氏)

なぜ270万円以下がターゲットになったのか。「レガシィを意識しての設定です」(同前)とのことだ。ターボをボルトオンすることで、当然値段は上がってしまうが、それならばスポーツワゴンとして定評のあるレガシィに負けないくらいの動力性能やスタビリティを実現しようと、あえて上の車格に照準を合わせ、ハードルを高めに設定したということだろう。

実際、サスペンションのチューニングについては、「ショックアブソーバー、スプリング、前後のスタビライザーをトータルにチューニングすることで、高速道路でのクルージングでの安定性や街乗りでの乗り心地をとくに注意しました。また、よりスポーティな設定がほしい人のためには、ビルシュタインのキットもオプションで用意しています。『アクシオGT』のように要望があれば、いろいろなチューニングパーツをオプションで用意したいと思っています」(TRD 第1技術部 技術管理室 評価部ループ 相澤剛氏)との設計コンセプトを語ってくれた。

高速クルージングという実用性の他に、オプションパーツでオリジナルチューニングという楽しみも提供してくれそうなフィールダーGTだ。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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