ジャガー、XJのハイブリッドスタディモデルを公開へ

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XJ リモグリーン
XJ リモグリーン 全 1 枚 拡大写真

ジャガーカーズは、15日にドイツで開幕する「世界モビリティフォーラム」において、『XJ』のハイブリッドスタディモデル、『XJリモグリーン』を公開する。欧州複合モード燃費20km/リットル、CO2排出量120g/kmと、大型サルーンとしては異例の環境性能を実現する。

新型XJは、2009年7月に登場。ジャガーの新しいデザインの方向性を提示した新フラッグシップサルーンだ。ボディはショートとロングの2種類を設定。ショートのボディサイズは全長5123×全幅1895×全高1448mm、ホイールベース3032mm。ロングは125mmストレッチされ、全長5248×全幅1895×全高1448mm、ホイールベース3157mmという堂々の大きさだ。

ガソリンエンジンは、ジャガーとしては3世代目のV8で、トップグレードの「スーパースポーツ」には、『XFR』『XKR』と同じ直噴5.0リットルV型8気筒スーパーチャージャーを搭載。最大出力は510ps、最大トルクは63.8kgmで、0-96km/h加速は4.7秒、最高速は250km/h(リミッター作動)という一級の実力を誇る。日本でのベース価格は、1000万円からだ。

ジャガーは、このXJをハイブリッド化したスタディモデルを、世界モビリティフォーラムに出品。そのハイブリッドシステムは、英国ロータスカーズの関連会社、ロータスエンジニアリングと共同開発した。XJリモグリーンは、基本的にモーターのみで走行するEV。モーターは最大出力197ps、最大トルク40.8kgmと強力だ。

2次電池はリチウムイオンバッテリー。XJリモグリーンは、最大約50kmをモーターのみでゼロエミッション走行できる。バッテリーの残量が少なくなると、発電専用の1.2リットル直列3気筒ガソリンエンジンが始動。ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーの充電を行う。そして、最大航続距離は約970kmまで伸びる仕組みだ。

この1.2リットル直列3気筒エンジンは、2009年9月のフランクフルトモーターショーで発表。「ロータスレンジエクステンダー」と呼ばれ、シリーズハイブリッド車への搭載を想定したコンパクトエンジンだ。シリンダーヘッドとブロックを一体成型しているのが特徴で、オールアルミ製としたこともあり、単体重量は56kgという軽さ。燃料はガソリンだけでなくエタノールやメタノールにも対応する。

ジャガーはXJリモグリーンの環境性能について、「欧州複合モード燃費は20km/リットル、CO2排出量は120g/km」と説明。全長5mを超える大型サルーンとしては、異例の数値だ。

XJリモグリーンの市販計画は、現時点では不明。フェラーリも2010年3月のジュネーブモーターショーにおいて、『599GTBフィオラノ』(日本名:『599』)のハイブリッド実験車、『HY-KERS』を披露しており、ジャガーも今後、ハイブリッド市販に向けた研究開発を続行するものと思われる。

《森脇稔》

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