ホンダは家庭用カセットボンベのガスを燃料とした発電機『エネポEU9iGB』を5月13日より発売する。開発の狙いは“発電機を身近に”だという。
デザインを担当した、本田技術研究所汎用R&Dセンター開発室第1ブロックデザインGrの前田譲治さんは、まず、お父さんが欲しがっても、お母さんに「どこに置くの?」といわれないようなデザインをしたという。
そして“一家に一台発電機”ということで、女性やお年寄りが使えるようにするためにはどうするかを考えた。「女性の発想だととてもじゃないけど持ち歩けない。そこで車輪を付けました。次にハンドルはどうしようか。女性が普通の旅行に持っていけるようなキャスターバッグ、あのイメージだったら抵抗はないだろう、と」説明する。
ハンドルについては「上下に伸縮するものも考えました。しかしこれだけ重いと、本体が倒れ始めると捩じれてしまって支えきれない。そこで最終製品のような、簡単でわかりやすい操作で、かつ充分に支えられるハンドルとしました」という。