[動画]MINIのEV、ニュルブルクリンクを攻める

エコカー EV
ニュルブルクリンクでのタイムアタック
ニュルブルクリンクでのタイムアタック 全 6 枚 拡大写真

BMWグループのMINIは12日、ドイツ・ニュルブルクリンクにおいて、MINIのEV、『MINI E』によるタイムアタックを行った。動画共有サイトでは、その様子が公開されている。

MINI Eは、2008年11月のロサンゼルスモーターショーで発表。MINIのハッチバックをベースに開発した電気自動車だ。エンジンの代わりに、最大出力201psのモーターを搭載。2次電池はリチウムイオンバッテリーで、リアシートを占拠。そのため、2シーターとなる。0-100km/h加速は8.5秒、最高速は153km/h(リミッター作動)の実力。最大航続距離は約161kmで、充電はBMWが貸与する壁掛け型の専用機器を使用する。

このMINI Eがドイツのサーキット、ニュルブルクリンク北コースで、タイムアタックを敢行。同コースは1周20.8kmで、荒れた路面に狭いコース幅、次々に出現するブラインドコーナーなど、世界一タフなコースとして知られ、自動車メーカーが開発テストを行う場所としても有名だ。

MINI Eはタイムアタックにあたって、若干のモディファイを実施。サスペンションとブレーキを強化し、ボディパネルの一部はCFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)として軽量化。レカロ製バケットシートや6点式シートベルト、ロールケージも装着された。フロントリップスポイラーやリアウィングといった空力パーツも追加。リミッターは解除されているが、モーターやバッテリーなどの基本システムに変更はない。

ドライバーには、元DTM(ドイツツーリングカー選手権)のトーマス・ジェーガー選手を起用。そして、MINI Eはニュルブルクリンクにコースイン。ストレートでは最高速187km/hを記録し、10分を切る9分51秒45で周回した。

参考までにニュルブルクリンクのラップタイムは、日産のスポーツカー、『GT-R』が7分26秒70、同じく日産の燃料電池車、『エクストレイルFCV』が11分58秒。なかなかの健闘といえるMINI Eのタイムアタックの映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る