メルセデスベンツ Cクラス、アイドルストップ搭載で燃費10%向上

自動車 ニューモデル 新型車
Cクラスの6MT仕様が直噴化、アイドリングストップが組み合わされる
Cクラスの6MT仕様が直噴化、アイドリングストップが組み合わされる 全 3 枚 拡大写真

ダイムラーは14日、欧州向けのメルセデスベンツ『Cクラス』に改良を施した。直噴4気筒ガソリンエンジンと6速MTの組み合わせが、初めて実現。アイドリングストップも採用され、燃費は従来比で10%改善された。

従来、Cクラスの4気筒ガソリンエンジンは、トランスミッションがATの場合のみ、直噴方式だった。しかし今回、欧州で人気のMTでも、エンジンを直噴化。さらに「ECO」と名づけたアイドリングストップを組み込んだ。

直噴1.8リットル直列4気筒ターボには2種類のチューニングがあり、「C180CGIブルーエフィシェンシー」は、最大出力156ps、最大トルク25.5kgmを発生。アイドリングストップの効果もあって、欧州複合モード燃費は14.93km/リットルと10%改善。CO2排出量も157g/kmと、12%の改善を果たした。

「C200CGIブルーエフィシェンシー」は、同じエンジンの高出力版を搭載。最大出力184ps、最大トルク27.5kgmを引き出し、欧州複合モード燃費14.7km/リットル、CO2排出量158g/kmと、環境性能は良好だ。

ディーゼルの「C220CDIブルーエフィシェンシー」の6速MT仕様にも、アイドリングストップの「ECO」を新採用。直噴2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルは、最大出力170ps、最大トルク40.8kgmと強力で、0-100km/h加速8.4秒、最高速232km/hのパフォーマンスを実現する。それでいて、欧州複合モード燃費は22.73km/リットル、CO2排出量117g/kmと、Cクラスで最高の環境性能を備えている。

このほか、「C250CDIブルーエフィシエンシー」グレードに、4WDの4マチックが新登場。直噴2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルは、最大出力204ps、最大トルク51kgmと高出力寄りのチューニング。7速ATとのコンビネーションで、0-100km/h加速7秒、最高速240km/hの卓越した性能を披露する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  3. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る