出光、耐水性ポリウレタンで自動車分野拡大を狙う

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耐水性ポリウレタンの用途例
耐水性ポリウレタンの用途例 全 2 枚 拡大写真

出光興産は14日に東京ビッグサイトで開幕した「次世代照明技術展」(主催:リードエグジビションジャパン)に出展した。今回展示している同社の目玉商品の一つが耐水性ポリウレタンで、「これから幅広い分野で使ってもらおうと考えている」(同社関係者)と力を入れていく方針だ。

同製品は、一般のゴムとは異なり、初期状態が液体のため加工が容易で、RIM成型や注型成型はもちろんのこと、塗布、スプレーなども可能。しかも、主鎖(原子結合が鎖状の物質で、“幹”にあたるもの)は炭化水素のみ。一般のポリウレタンのように、エステルやエーテル構造を持たないため、硬化物は耐水性、耐薬品性、電気特性に優れる。

そのため、シーリング材をはじめ、接着剤、コーティング材、防水材、防振・制振材としては最適とのことだ。しかもさまざまな素材と混ぜて利用でき、硬さも自由自在。「(耐水性ポリウレタン)はこれまで土木関係で利用されることが多かったのですが、今後はLED分野や自動車分野への拡大を図っていきたい」

特に自動車分野については、電気自動車が注目され始めた昨今はチャンスと捉えている。というのも、電気自動車はこれまで以上に防水性が求められるからだ。「この製品は防水性が抜群なので、電気自動車にはうってつけだと思う」と同社関係者は強調していた。

次世代照明技術展は16日まで開催される。

《山田清志》

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