【Fニッポン 第1戦】展望…今年もデュバルvs小暮か? SKE48も登場

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今週末の17・18日、鈴鹿サーキットでフォーミュラ・ニッポンの2010シーズンが開幕する。第1戦は、2輪の国内レース最高峰であるJSB1000との共催イベントの「鈴鹿2&4レース」だ。

今シーズンは、9チーム14選手が参戦。シャシーは2年目となるFポン独自規格の「スイフト09」、エンジン3400ccのV8レイアウトで約600馬力を絞り出すホンダ「HR10E」とトヨタ「RV8K」の2種類。タイヤは全車ブリヂストンだ。

ドライバーラインナップは、09年王者の移籍がオフシーズンの話題に。中嶋悟監督率いるPIAA NAKAJIMAに06年シーズンから4年間在籍したロイック・デュバルは、同じホンダ勢ではあるが、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGにカーナンバー1とともに移籍した。そのコンビを組むのは、若手の有望株のひとり、伊沢拓也だ。

一方、王者に去られた形のPIAA NAKAJIMAは、昨年、デュバルとともにFポンのセナ・プロといわれた日本人最速の小暮卓史が残留。06年シーズンはARTAで出走したが、03年シーズン以来、通算7シーズン目となり、今年も同チームのエースナンバー32をまとう。チームメイト31号車は、09年全日本F3Nクラス王者の新鋭・山本尚貴だ。

ホンダエンジン系のチームとしては、今回新チームのMOTULE TEAM無限が参戦。ベテランの井出有治を起用し、16号車の1カー体制で臨む。そして昨年新規参戦したHFDP RACINGは、今年も塚越広大を起用して同じく10号車の1カー体制。

一方のトヨタエンジン系でデュバル、小暮の最大のライバルとなるのが、PETRONAS TEAM TOM'S所属の、ドイツ人選手アンドレ・ロッテラー(36号車)だ。GT500クラスでも同チームで脇阪寿一のパートナーとして活躍している選手である。そしてパートナーは、07年GT300クラス王者の大嶋和也(35号車)。

トヨタ系の有力チームで忘れてはならないのが、元祖「日本一速い男」星野一義監督率いるMobil1 TEAM IMPUL。昨年までは2チーム3カー体制だったが、今年は1チーム2カー体制。ドライバーラインナップは昨年までの07・08年王者松田次生、06年王者ブノワ・トレルイエのチャンピオンコンビはFポン卒業となり、今年は星野監督お気に入りといわれるジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが加入。星野監督以来の同チームのエースナンバー19を背負って闘う。もう1台の20号車は、昨年はセカンドチーム所属だった若手の有望株の平手晃平だ。

そのほかのトヨタ系チームとしては、名門のTeam LeMansが昨年に引き続き石浦宏明(8号車)を起用。そのチームメイトには、昨年は全日本F3Cクラスで4位となったケイ・コッツォリーノ(7号車)というラインナップだ。また、名門チームが08年に合体してスタートしたDELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGINGは、長年同チームに在籍してきた立川祐路が卒業となり、昨年は全日本F3Cクラスで惜しくも2位となった井口拓人が29号車に乗り込む。そして新興チームとして、KCMGも参戦。中堅の平中克幸が08年シーズン以来の復帰となる。

今年は目新しいレギュレーション変更はなく、予選はF1でお馴染みのノックアウト方式、決勝は37周で行なわれる。併催レースは前出した全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦、全日本F3選手権の第1・2戦、ホンダエキサイティングカップワンメイクレースシビックシリーズのインターおよび西日本シリーズの第2戦が開催される形だ。

なお、スペシャルゲストとして、AKB48の東海地区版SKE48が、鈴鹿サーキットモータースポーツ応援団として登場。決勝日にトークショーを実施し、全日本ロードレースの表彰式を担当する。トークショーは無料で参加可能だ。

チケットは2日間有効の前売りが大人3900円。ゆうえんちモートピアパスポート付きとなっている。大人2名のペアチケットは同じくパスポート付きで7000円。中高生は1600円(入場のみ)。当日券は、予選日は入園料で観戦可能で、中高生以上は1600円。小学生800円、3歳 - 未就学児は600円。決勝日は大人が4200円、中高生以下は入園料で観戦可能だ。なお、料金はすべて税込み。

《デイビー日高》

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