ルノー カングー に商用EV…2011発売

エコカー EV
カングー エクスプレス Z.E.
カングー エクスプレス Z.E. 全 6 枚 拡大写真

ルノーは15日、同社初の商用量産EV、『カングーエクスプレスZ.E.』を発表した。欧州で先行予約を開始し、正式発売は2011年を予定している。

カングーエクスプレスZ.E.は、2009年12月、デンマーク・コペンハーゲンで開催された「COP15」で、プロトタイプを披露。欧州市場で販売中のLCV(ライトコマーシャルビークル)、『カングーエクスプレス』をベースに、EV化したモデルだった。今回、ルノーが発表したのは、その市販バージョンである。

ベース車両のカングーエクスプレスに対して、外観上の違いは最小限。フロントの「Z.E.」マーク部分に、充電用のプラグが設けられている程度だ。インテリアには、バッテリー容量や航続可能距離を示す専用メーターを装備。最大積載量650kg、広さ3 - 3.5立方mの荷室スペースは、ベース車両と変わらない。

モーターは最大出力60ps、最大トルク23kgmを発生。2次電池は蓄電容量22kWhのリチウムイオンバッテリーで、床下に配置した。車両重量は1410kgにまとめられ、最大航続距離160km、最高速130km/h(リミッター作動)の動力性能を持つ。充電は、220Vソケット(16A)で、6 - 8時間だ。

カングーエクスプレスZ.E.は2011年前半から、フランス北部のモーブージュ工場において、『カングー』シリーズと同一ラインで生産開始。その後、欧州主要国で販売される。同時にリリースされる乗用EV、『フルエンスZ.E.』とともに、ルノーのEV戦略第1弾の役割を担う。

《森脇稔》

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