ホンダ ガスパワー発電機:コンセントの位置にも理由がある

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エネポEU9iGB
エネポEU9iGB 全 9 枚 拡大写真

ホンダのガスパワー・インバータ搭載発電機『エネポEU9iGB』のデザインについて、本田技術研究所汎用R&Dセンター開発室第1ブロックデザインGrの前田譲治さんは特に女性やお年寄りの使いやすさを非常に重視したという。

「1、2、3、4と、操作する順番を本体表面に明記するとともに、操作系をおおむね上の方に集中させました。しゃがまないで上から使いたい。特にお年寄りはしゃがみこんで使うのは腰にこたえる。中腰で全ての操作が出来たり見えたりするのを目標としたのです」

「順番で上から下へ。1番上から徐々に下がって、一番最後に横のコンセントから出す、という流れを作ることで操作をわかりやすくしました」

そのコンセントの位置にも理由がある。「一般の住宅のコンセントの高さと同じ位置にしているのです。その高さは歩いていてひっかかりにくいし、だからといって抜き差しにあまりかがまないでも良いという、微妙な位置なのです。それと同じ位置にすることによって、ユーザーも違和感なくコンセントを使えると思いました」という。

開発段階ではコンセントが上の方にあったら使いやすいという意見もあった。しかし、「試作モデルで、多くの人が足を引っ掛けてしまったのです。そういったことがあって、吟味しながら操作系の位置は決めました」と、配置に自信を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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