NTN、磁気式角度センサを開発

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NTNは、磁気エンコーダと磁気センサを組み合わせることで、回転軸の回転位置を高い精度で検出できる磁気式の角度センサを開発した。

電気自動車などの駆動モータや電動パワーステアリングのモータは、エネルギー効率を高めるため、ロータの回転位置に応じてモータ電流を精密に調整する。これにはロータの回転位置を正確に検出する角度センサが必要で、振動や汚れが懸念される環境では磁気センサやレゾルバが使用されている。

しかし、レゾルバは信号処理回路が別に必要で、磁気センサを使用した角度センサには回転軸の軸端で測定するタイプが多いため、回転軸の外周に配置して測定できる高精度な角度センサは無かった。

今回開発した製品は、磁気エンコーダを軸受の回転輪に一体化することで、軸受に隣接した8mm以下の軸方向スペースにセンサ部全体をコンパクトに配置可能。これによりモータを小型・軽量化できる。

また、高い精度で安定した角度を検出し、電気自動車の駆動モータへの適用が可能。高速回転に対応可能で、電気自動車の駆動モータへの適用が可能。磁気エンコーダの磁極対数を少なくすれば15000rpm以上の回転にも対応できる。

このほか、信号処理回路を内蔵しているため、レゾルバで必要とされる外付け処理回路が不要で、システム構成を簡略化できる。

《レスポンス編集部》

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