出光、長期ビジョンと中期経営計画を策定

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出光興産は、事業を取り巻く環境の変化に対応して2015年度をターゲットとする「長期ビジョン2015」をまとめると同時に、ビジョンに向けた実行計画となる「第3次連結中期経営計画」(2010 - 12年度)を策定した。

長期ビジョンでは2015年度に連結ベースで1800億円の営業利益を目標とし、基盤事業、資源事業、高機能材事業の営業利益の構成比を、それぞれ30%、40%、30%とし、バランスのとれた事業ポートフォリオの構築を進める。

中期経営計画では、基盤事業では精製能力削減を含む国内販売・供給体制を再構築する。具体的には、2013年度を目途に10万バレル程度の精製能力を削減する。同時に、ベトナムニソンプロジェクトなど、海外成長市場での事業拡大に注力する。

資源事業では、保有鉱区の開発による生産規模拡大、探鉱開発の強化による埋蔵量確保を目指す。高機能材事業では、環境配慮型商品の開発強化とグローバル展開を加速する。

これらの取り組みで2012年度に営業利益1200億円、当期純利益480億円を目指す。3年間の投資総額は3700億円、コストは2009年度比で500億円削減を目標とする。

《レスポンス編集部》

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