ザガートとアルファロメオ…伝統のレーシングカー再来

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TZ3コルサ
TZ3コルサ 全 3 枚 拡大写真

イタリアのカロッツェリア、ザガートは22日、アルファロメオベースのワンオフレーシングカー、『TZ3コルサ』の写真を公表した。

ザガートは1919年、イタリア・ミラノに設立。航空機の機体開発から得た軽量設計ノウハウを生かし、1929年にアルファロメオ『6C 1750 GS』、1932年にアルファロメオ『8C 2300』など、数多くの名車を送り出してきた名門だ。アストンマーチンやマセラティとのコラボレーションでも、その名を世界に知らしめた。

TZ3コルサは、アルファロメオとザガートの90年に渡る協力関係と、アルファロメオの創業100周年を記念して製作されるレーシングカー。車名のTZとは、アルファロメオとザガートが共同開発し、1963 - 1965年にかけて107台が生産されたアルファロメオ『ジュリアTZ』に由来している。

ザガートは今回、TZ3コルサのフロント、リア、それぞれ正面の写真を公表。アルファロメオが2006年、限定500台を生産した『8Cコンペティツィオーネ』を連想させるが、ザガートによると、TZ3コルサはモノシェル構造のカーボンファイバー製チューブラーシャシーに、チューブラーフレームを組み合わせた、オリジナル軽量アルミ製ボディを採用しているという。

ザガートTZ3コルサは23日、イタリア・コモ湖畔で開幕するコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステで正式発表。ドイツ人オーナーがレースに出走するために、世界で1台のみが生産される。何とも贅沢なワンオフモデルの誕生だ。

《森脇稔》

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